序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2008年 05月 12日
これまで公の場にほとんど登場させたことのない私の夫(一応、そういう存在がいる)が、このたび、本を一冊上梓したので、ここにご紹介させていただく。
タイトルは「Entrepreneurs and Democracy」。 副題は「A Political Theory of Corporate Governance (Business Value Creation and Society) 」 版元はCambridge University Press 会社は誰のもの? コーポレートガバナンスを正当化するものはなに? 西欧の歴史の中でコーポレートガバナンスの正当性はどのように変化・発展・受容されてきたのか? ・・・・といったようなことが、たぶん主題。 実は、まったくの門外漢ながら、原稿段階でさーっと目を通して、畏れ多くもあれやこれや意見などを言わせてもらった。謙虚な著者二人(共著の本なので)は、私の大胆不敵な意見にもちゃんと耳を傾け、そしてそれをもとに一部、書き直しもしたという。(それが悪い結果につながらなかったことを祈るのみだが・・・。) ビジネス書というものには、元来、まったく興味のない私だが、この本は、ビジネスを語るにも、一応、哲学的、歴史学的なコンテクストの中でそれをしようとしている、いわば野心的な試みなので、身内びいきながら、「これなら私にもおもしろいかも」と思った次第。哲学的、歴史学的に何かを語る場合、一応、書き手の「立ち位置」みたいなものがはっきりしていないと、なんだか訳の分からぬものになりがちだが、この本の場合は「リベラル経済」的な立場から、しかしそれに対してかなり批判的、自己反省的な視点でコーポレート・ガバナンスを語っているといえると思う。また、コーポレートガバナンスという概念・分野の概論としても、かなり網羅的に記述されているので、リファレンス的な存在意義もあるかと思う。
by michikonagasaka
| 2008-05-12 05:36
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