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序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2010年 05月 20日
かれこれ三週間ほど、ほぼ毎日、雨。チューリッヒにおける先々週の週間日照時間は19分(!)だったとか。紫外線対策なんていう優雅なコンセプトはここにはありえず、もういい加減、うんざり。
i-phoneに設定してある(自分に関係のある)世界各地のお天気予報を順にスクロールすると、ほんとにチューリッヒだけが雨で、他はほとんど毎日お日様マークがついているのが恨めしい。 先週の土曜日は、そんな悲惨な天気の中、日本人学校の運動会が強気で開催された。途中、何度も雨がぱらつくが、アナウンスの先生が、 「雨にも負けずにがんばりましょう!」 そして、ドイツ語同時通訳の人(父兄のボランティア)が、同じことをドイツ語でいっていたのが印象的(?)だった。で、雨にも負けず・・・といえば、どうしたって連想するのが宮沢賢治。 「雨ニモマケズ」 雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだをもち 慾はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている 一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べ あらゆることを 自分を勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず 野原の松の林の陰の 小さな萱ぶきの小屋にいて 東に病気の子供あれば 行って看病してやり 西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い 南に死にそうな人あれば 行ってこわがらなくてもいいといい 北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい 日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒められもせず 苦にもされず そういうものに わたしは なりたい (宮沢賢治) ・・・ああ、そういうものに私もなりたいが、三週間の雨でここまで不機嫌になってるような人間だから、どう考えてもなれそうにない。 さだめし・・・ 雨に文句をたれ 風にも文句をたれ 雪に夏の暑さに怒りまくり しょっちゅう風邪をひき 慾の固まりで いつも怒ってばかり どなってばかり 一日になんだかんだと 無節操にむさぼり、 あらゆることに けっこう自己チュウで せっかちに早とちりするかと思えば 覚えたはしから物を忘れ 平和で退屈なスイスの家で 決して満足することなく 二階に病気の子供あれば あ~あ、また病気かよとうんざりし 書斎に疲れた夫あれば これ幸いとただ放っておき アフリカに死にそうな人あれば 手をこまねいて傍観するしかなく 日本に政治不信や不況があれば 自業自得でしょと突き放し 日照りの時は「太陽、まだ生きてたのか」と嫌味をいい 寒さの夏は「だからスイスは嫌い」とぶーたれ みんなに「ごーまん」と呼ばれ けむたがられ 遠巻きにされ そういうものに わたしは すでになっている ・・・とぱろってるくらいが関の山でしょうか・・・。
by michikonagasaka
| 2010-05-20 17:54
| 身辺雑記
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