序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2011年 01月 14日
パリ時代のお友達で美術展コーディネーターの今津京子さんが、横浜で開催されていたドガの展覧会用にレンタルした作品をチューリッヒのビュールレ財団に返却するため、日本からの帰路、チューリッヒに立ち寄った。その足で我が家にも遊びにきてくれた。
前回は、確かクンストハウスと何かの打ち合わせがあるとかでチューリッヒに来たときにお会いしたままだから、もう二年前、いや三年前か。 コートを脱いで、バッグを置き、さてテーブルにでも・・・・というところで、彼女は立ち止まり、「素敵ね〜」と私のピアノにしばし見入る。そのピアノは、実は数ヶ月前にサプライズプレゼントとしていきなり夫が買ってくれた中古のスタインウェイなのだが(thank you, Harry)、「ちょっと、触ってもいい?」と聞くので、「もちろん、どうぞどうぞ」とお答えすると、京子さん、椅子に腰掛けるやいなや、ひと呼吸入れると、さらさら〜っとショパンのノクチューンを弾いちゃうじゃありませんか。それも、とっても優雅にきれいに。 え、あなたってピアノを弾く人だったの???? しかもこんなに上手に??? 一曲弾き終えると、「ああ、楽しかった」という顔つきでやっと京子さん、テーブルに着席。そしていうのだった。 「私の高校時代のピアノの先生がね、今、どうやらチューリッヒにいるらしいのよ」 なんでも彼女は高校時代、カナダに留学していて、そこの全寮制の学校で外からやってくる先生にピアノを習っていたそうなのだが、その先生というのが、彼女と誕生日が二ヶ月しか違わない16歳の若者で、すでにカナダの一般向けのコンクールで優勝しちゃったりしている天才少年的な人だったらしい。その後、ジュリアードとウィーンに留学し、ヨーロッパや北米で演奏活動をしながら、後進の指導にもあたっているが、どうやら今はチューリッヒに住んでいるらしいとのこと。 さっそくググってみたところ、いましたいました。チューリッヒの高等音楽院で先生をしていることが判明。CDもいろいろ出しているらしいことが判明。演奏活動も行っているらしいことが判明。 「今回は時間がなくて連絡しそこねたけど、道子さん、もし彼のこと、人づてに聞くようなことあったら、私からよろしくって伝えておいてね」 というわけで、その人の名前をここで発表してしまおう。 Walter Prossnitz ポーランド系カナダ人の方だそう。 どなたか、もしやご存知なのでは、と。
by michikonagasaka
| 2011-01-14 00:58
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