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序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2011年 02月 11日
おそらく(いや、ほぼ確実に)豚インフルエンザに冒され、そしてその後、気管支炎に発展したままいっこうによくなる気配なく、なんだかんだで早や2週間。
そもそも、去年(というか2009年)のあの大騒ぎは一体なんだったのか、と、拍子抜けするほど、今年は豚インフルについて、誰も何もいわない。だが、それは確実に、そして昨年よりもずっと大きな規模でこの地球を覆っている。マスコミもWHOもまるで申し合わせたかのように口を閉ざしているこの状況自体、センサーシップでもあるのかと勘ぐりたくなるほど。とっても不気味ではある。 それはともかく、さすがに食欲が出ないのである。「やせた?」と、やけに明るく尋ねてくれた友人もいたが、喜んでいる場合じゃない。なぜなら体力、ほんと落ちるから。 外国暮らしの不便な点が、まさに露呈する局面である。なにしろ、和食以外、食べたくなくなるのである。別にたいした和食である必要はない。素うどん、雑炊、ちょっとした煮浸しとかお刺身とか、そんなもので十分なのだ。コンビニのおにぎりだって構わない。いや、日本風のしっとり厚切り食パンだっていいのだ。 でもそういうものが、おいそれとは手に入らない状況。それがスイス暮らしというやつなのだ。 だったら自分でつくれば、と、いうのは簡単だが、具合が悪いときにご飯作る元気というのは、なかなか出ないものだ。いきおい、家人が親切心でつくってくれたもの、買ってきてくれたものを食べる羽目になるが、これ、非常に辛い。ある日など、家族三人が次々と病に冒され、下の娘のみ元気だったとき、彼女は健気にランチをつくってくれたのだが、それがトルティヤサンド(ラップサンド)なのだった。喉に詰まりそうで、むせかえりそうで、逆流しそうでとても辛かったが、せっかくの好意を無にするわけにはいかない。「おいしいね」といいながら、なんとか水で必死に流し込んだのだった。 ドイツ人の友人が電話をかけてきて、 「まさか、私がザウアークラウト作ってあげても、食べたくないよね」 といった。 ごめん、絶対無理。 トマトソース系も、イメージするだけで具合が悪くなりそうだし、ジャガイモも駄目だ。チーズは考えただけで目眩がしそう。 食欲が今ひとつないときは、ワインやビールなどで勢いをつけるというのが、普段の私のメソッドなのだが(健康上はよくないんだろうが、そんなことはどうでもいい)、お酒を飲むと頭ががんがんして鼻がますます詰まるので、やっぱりこの方法も無理。 まあここ数日は、かなり体調もカムバックしてきたので、ちらし寿司やうどんなどをつくってぼそぼそと食べてしのいではいるが、ここだけの話。今日の昼はビール一本だけですませてしまった(頭も痛くなったけどしょうがない)。固形物を喉に通すというイメージが、どうしてもこう、受け入れられなかったので。で、しばらくしてからどら焼き(夫がロンドンから買ってきてくれた)をなんとか一つ、食べた。(←凄く無茶苦茶な食生活) ちなみにホームドクターは、数日前、私にあれこれ薬を処方してくれたとき、夜に飲む咳止めの薬について、「水で、いや、なんなら赤ワインで流し込んでくださいね」といってウインクした。まったくふざけた医者だが、「きっとよく眠れるでしょう」と付け足したから、なお驚いた。アルコールは入眠にはいいけれど、その後、目が覚めやすいっていうこと、ほぼ常識じゃなかったっけ? ま、ともかく、食欲不振はクオリティオブライフを大きく下げるファクターであることは確かだ。 さっき、和食オンリーと書いたが、正確には若干例外もある。 シンガポールのハイナニーチキンを、なぜか無性に食べたいと思う。そうかと思えば、そのへんのスーパーで売ってるような、すごく安物な感じのロールケーキとか。この妙な志向、そういえば大昔のつわりにそっくりだ。 まさか、その危険、ないだろうね(うん、あり得ない、絶対)。
by michikonagasaka
| 2011-02-11 23:47
| 身辺雑記
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