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序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2011年 02月 12日
私もここしばらく、エジプト情勢を注視していた一人。twitterやオンラインメディアを通し、何度も「いよいよ辞任」というニュースが飛び込んできたが、そのたびにガセネタ、ということが続いていた矢先だったから、このたびの「本当の辞任」ニュースは、まずはめでたいことといえるだろう。
その上で、疑問が二つ。 ①ムバラクの辞任直後、スイス連邦当局は、彼とその家族、親族、とりまきのスイス内銀行口座を凍結することを宣言。チュニジア大統領のときもまったく同じことが起こったわけだが、「国民から不当に搾取された私有財産を、正当な持ち主に返還するため」と、当局はその理由を説明する。不当に搾取した私有財産は、でも、当人が権力の座にある限りはスイスの銀行で安全に保管、運用してあげるのはオッケーで、その座から降りるや否や、そのお金の処遇が問題となるという点が、こういう問題に今ひとつ明るくない私には、どうにも納得がいかない。だって、不当なお金は、彼がどんなポジションにあろうが不当なことには変わりないわけでしょうに。今、世界に多数存在する独裁者、腐敗政権を担う者たちとその取り巻き、いやそれどころか、民主国家の為政者たちの私有財産の多くがスイスの銀行口座にあることは、誰もが知ってるオフィシャルな事実。それが凍結されるかされないかの境目は、どのあたりにあるのだろうか。小国スイスの存続がかかった大きなイシューだ。 そういえば、少し前、スイスにはテロ攻撃は起こらない、という説もよく耳にした。 「なぜなら、彼らはみんなスイスに口座持ってるから」 というのがその理由。 安全はお金で買いましょう。国の繁栄は、世界の富裕層のお金で築きましょう。 したたかな国であることよ、と舌を巻かずにはいられない! ②もう一つの疑問。それは彼の年齢。ウィキペディアによると、ムバラクは1928年5月生まれとある。ということは現在82歳ということ。それで、あのつるつるの顔と豊かな黒髪というのは、いかにして??? 彼の引退が西欧メディアで取りざたされていた一週間ほど前、彼の誇りを傷つけることのないスムースな引退のシナリオとして、ドイツへの亡命という説がささやかれていた。なんでも彼の主治医はみんなドイツにいるんだそうで、「健康上の理由」ということで、こっそりドイツに亡命させることで、メンツも立ち、退任しやすいのではないかというシナリオだった。映像に登場する、つるつる顔に目が釘付けになりつつ、美容整形の主治医もきっとドイツにいるんだろうな(あれ、こっちはスイスじゃないのかな)と確信しつつ、それにしても世界の為政者の多くがどう考えてもリフティングしすぎでは、という状況にも思いがいってしまうのをとめることができない。ベルルスコーにをみてごらんなさい! 管さんも、このところ大変お疲れのようだし、少しリフティングをなさったらいかがかしら、と、また余計なことを考えてしまった(昔、取材で訪れた、とあるスイスの高級エステクリニックでは、顧客リストの中に、ゴルバチョフ氏が入っていました)。 私のささやかな疑問はともかく、エジプトの明るい未来を応援しつつ、この波が他の国々(I, C, NKなどなど)にも、当局のセンサーシップをかいくぐってなんとか伝播することを、無邪気に願っている今日この頃。
by michikonagasaka
| 2011-02-12 18:38
| 考えずにはいられない
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