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序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2012年 01月 03日
大晦日の夜、息子がどこからかダウンロードしてきた書き込み式の英語版「元旦の計ーnew year's resolution」に二人でそれぞれ、書き込みをした。
元旦の計といっても、なんだかややこしいつくりになっていて、 「今年、自分にとってもっとも意味のある出来事を5つ書きなさい」 とか 「今年、自分が成長した点、学んだことを重要な順に5つ書きなさい」 といったような今年の反省、自省的内容が二枚半、次いで 「新年、絶対やめたいと思うことを3つ書きなさい」 とか 「新年にぜひ、成し遂げたいことを3つ書きなさい」 といったような、新年の豊富的内容が二枚半。 つまり計5枚にわたる、ちょっとしたレポート書きの作業に二人で黙々と取り組んだというわけ。これが案外難しく、今流行りのコーチングのもとで自己啓発とか自分探し、みたいな課題をやるのも、たとえばこんな感じなんだろうか、と想像してみた。 ハウツーものとか、コーチとか、そういう類のものには本能的に回れ右をしがちな私が、いや、でもたまにはこういうのもいいか、と案外素直にこの作業に取り組んだこと自体、実は、レポート中にもあった「今年、自分が学んだと思うこと」のひとつに数えてもいいかもしれない。そのことを to be open to appreciate insights and ideas offered by others including my children みたいな文章で表現したのだが、要するに、年下だろうが、異分野だろうが、食わず嫌いの領域であろうが、外からやってくる、自分とはあまり親和性のない意見や発想、考え方に対してもはなから「そんなもん、けっ」という高飛車な態度ではなく、「素直な聞く耳を持つ」という姿勢。それをほんの少し、私は昨年学んだように思うのだ。 そんなことを学ぶのに半世紀もかかってしまったというのがそもそも驚きといえば驚きだが、まあ、性格というのはそうそう変わらないものなので、こんなものでも大きな一歩といってもいいかと思う。 そのレポートにははっきりと書かなかったけれど、新年にあたって私がなんとなく「今年の目標」と定めていることのひとつに、「夢中になること」というのがある。 何かに夢中になって他のことが全然みえなくなっちゃうようなこと、子供にはよくあることだし、特に男の子にはそういう傾向のものすごく強いタイプが少なくない。我が家にも一人、そういう人がいて、まあ夢中になるのはいいとして、そのたびに、なにかが乗り移ったように、なにかに取り憑かれたようになっては、周りを激しく巻き込むので、一緒に暮らすほうは相当疲れる。その反動かもしれないけれど、私自身はここ数年、「夢中」という心の状態を、どこか自分に禁じてきたところがあるような気がしている。その禁忌を今年は少し、解き放ち、忘れかけていた「夢中」をもう一度、取り出してみようかしら、などと思っているのである。 夢中になっても飽きやすいという致命的欠点をもつ私であるからして、このように殊勝な元旦の計をたてたところで、三日坊主的展開になることも大いに予想されるが、まあ、ともかくこうしてパブリックに宣言しておくことで、自分に縛りをかけてみることにした。 さて、なにに夢中になってみるかな(と、対象を探すところから始めるというのが、そもそも夢中道としてはものすごく邪道だけど、久しぶりなのでソフトランディングしかできないのである)。 ちなみに5枚のレポートをさくさくと書いているうち、気づいたら小一時間が過ぎており、深夜はとっくにまわって新年になっていた。窓の外、湖上に打ち上げられる花火がなかなか見事だった。息子と二人、互いのresolutionを読み上げてはああだ、こうだとコメントを交わし、そして「今年もどうぞよろしく」といってハグをした。このお正月は、残りの家族(夫と娘)は、イスラエルで過ごしている。強烈な個性の寄せ集め家族なので、こうして2グループに分かれるくらいがちょうどいいと思うこともよくあるが、互いの「強烈」を尊重しながら、なんとか仲良くやっていきたいもんだ、と、心から願っている。
by michikonagasaka
| 2012-01-03 21:27
| 身辺雑記
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