お腹が空っぽになってしまったら
しばらくそのまま
何も口にしない
あんなに空っぽと思っていたのに
まだその先の空っぽがあることを
しからばやがて知るだろう
そのうちに、苦い液で
胃壁が濡れてくるのがわかるだろう
さらにそのあとに
苦痛の先の、清々しさが待っていることが
仰向けに横たわったまま
その清々しさに己を解放するならば
お腹が空っぽのときのほうが
お腹がいっぱいのときよりも
ずっとずっと生きているという実感が強いことを
体と心のセンサーが
ずっとずっと覚醒することを知るだろう
そしてそのとき、ああ、あと数時間で一つ齢をとるのだ、という現実が
にわかに異なった様相を伴って立ち現れてくるのである
食べ物があふれる先進国で
そんな戯言をつぶやく傲慢
傲慢というこのいやしい満腹を
どう御していけばいいのか
どうやってまた、お腹をへらしていけばいいのか
空っぽの先の空っぽを
さらにその先の胃液を、苦痛を、清々しさを
さらにまたその先の覚醒を
毎年、毎月、毎日、毎時、毎分、毎秒
夢見て憧れて
そうして今日もわたしは食べて飲んで
心が空っぽでも、お腹は空くのだという滑稽と残酷とを
懲りずにまた、ずっと生きていくんだね
ビター&スイート・バースデー
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