序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2019年 03月 18日
先週末、拙著「パリ妄想食堂」(角川文庫)の発刊を記念し、地元チューリッヒにて、「長坂道子と妄想食堂 in Zurich」と題した朗読会を開いていただきました。突風に驟雨、これでもかという悪天候の中、たくさんの方にお越しいただき、とても賑やかで楽しい会となりましたこと、改めて御礼申し上げます。 朗読会、ドイツ語でレーズングと言いますが、ドイツ語圏ではこれは非常にポピュラーな習慣で、作家が本を出した時はもちろんのこと、音楽会とのコラボ、展覧会とのコラボなど、日常のあらゆるシーンでこのレーズングという「エンタテイメント」が行われています。ドイツ語始め、表音文字文化圏では、聞いた音と目にした文字の一対一対応が比較的うまく行きますが、漢字という表意文字が多く含まれる日本語の書き言葉は、そもそも「目で読まれる」ことを想定して書かれている上、ルビとかカッコとか当て字といった「文字遊び」が取り入れられているような場合は、レーズングは時にかなりチャレンジングなものとなります。その辺りのこともなんとなく意識しつつ、拙いながらも心をこめて朗読させていただきました。 チューリッヒでの朗読会はこれで2回目となりますが、今回は、地元の大人気お料理研究家&ケータラーのRico's Kitchenさんがアペロのお食事をご用意くださいました。打ち合わせ段階から「せっかくだから目一杯妄想させていただきます」との意欲満々のお言葉をいただき頼もしい限りでしたが、当日は期待をさらに上回る素晴らしいお品の数々。食いしん坊系の前著「旅に出たナツメヤシ」からのスタートということで、デーツのフォワグラムース挟みに始まり、トマト風味エクレアにサーモンリエットを包んだもの、海老のカダイフ揚げ、青パパイヤと生ハムの生春巻きなどなど、フランスやベトナムをベースに世界を旅するような素敵なメニュー。そしてデザートには、今回、朗読させていただいた章の主役「フラン・パティシエ」も登場。お客様にも大好評でした。 夜の7時開始でしたが、朗読会後のアペロは果てしなく続き、お開きになったのは夜中の2時を過ぎていたでしょうか。古くからの友人知人はもちろん、初めてお目にかかった方もたくさん。世代、職業、バックグラウンドも実に多様で、在スイス日本コミュニティの層の厚さ、頼もしさを改めて実感した夜でもありました。 最後になりましたが、今回のイベントを企画してくださり、当日も楽しい語りや現場の采配で大活躍してくださった畏友ヴィオラ奏者、神谷未夏さん、そして素晴らしい裏方を勤めてくださった皆様、本当にありがとうございました!
by michikonagasaka
| 2019-03-18 19:06
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