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序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2007年 07月 18日
仕事と休暇で滞在中の日本で、たまたま家族と訪れた地が新潟中越地方。そして、そこで遭遇してしまったのが今回の大地震。
泊まっていた部屋のテレビが落ち、視界がぐるぐる旋回する中、自分の子どもや姪たち以上にフリーズしたのは私自身だったかもしれない。外に出なくちゃと思っても、からだが固まって全然動けないし、棚の隣に立ち尽くす三歳の姪をなんとか自分のほうに引っ張り寄せるくらいしか、本当に身動きとれなかったのだ。 無事、宿はあとにしたものの、「津波の恐れがあります」と宿の主人に告げられたときにはまたまた絶句。なにしろ眼前、50メートルのところには黒くうねる日本海が・・・。テレビで見た「TSUNAMI」の映像がフラッシュバックして、とにかくこわかった。 その後、車で新潟市の方向へ向かい始めたが、高速道路はもちろん閉鎖。一般道路も柏崎市に向かうにつれて状態が非常に悪くなり、連なった車がのろのろと迂回する様子は、まるでドキュメンタリー映画の現場にいるようだった。携帯電話はもちろん通じない。途中、立ち寄ったトイレでは下水が逆流してものすごいことになっていたし、コンビにには食料や水を求める人の長蛇の列。そして、次々目に飛び込んでくる「全壊の家々」と、その前に、茫然自失で立ち尽くす、あるいはへたり込む人々の姿。 私たち一行は幸い怪我もなく、ただただ長い道のりを延々と移動し続けただけだったが、とにかくそこで目にした光景は衝撃的なんてもんじゃなかった。 西は台風。東は地震。そしてその後の雨。 ふだんの呑気で平和なスイスの暮らしからの、なんという違いだろうか。 柏崎の半壊状態の家の軒先で、植木鉢にささった大量のガラスの破片を、一枚、また一枚、しゃがみこんだ姿勢でもくもくと取り去っていたおばあさんの姿が、あれから二晩を経た今でも、私の脳裏にくっきりと焼きついている。
by michikonagasaka
| 2007-07-18 08:26
| 考えずにはいられない
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