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序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2008年 10月 30日
![]() スイスで立ち上げた高級フェアトレードのセレクトショップ「Fairy Tale」のサイトがオンラインに。www.fairytaleselect.com ここ三年ほど、あれこれ考え準備を進めてきたプロジェクトがついに具体的にスタートすることになったわけだが、その間には突然の引越し騒ぎなどもあり、当初予定していたジュネーブでの開店はとりあえずキャンセル。知人も少なく、言葉もおぼつかない新しい土地チューリッヒでこの冒険を押し進めることには最初迷いや戸惑いもあった。しかし、パリを離れて以来15年近くもの間、数年ごとに国から国へ、町から町へと居住地を変える生活を余技なくされ、どこにも属さない宙ぶらりんな自分のポジションがとても心もとなかった。そんなわけで、暮らしの場にちゃんと根を下ろした「職業生活」というものを築いていきたいという、いわば悲願に押される格好で、今回の強引な立ち上げにつながったという側面もあるのである。 準備にあたっては、コンセプト的なことだけでなく、当然ながら先行投資が必要。とてもささやかなものとはいえ、かかった経費や商品買い付け等の出費は私にとっては決して小さなお金ではない。そんなかんなで、苦手なお金の計算などにも頭を悩ませている折も折、世の経済状況はどうやらとんでもないことになっているではないか。 モノでなく、お金を動かすことでもたらされる富や損失。そうした非実体経済というものに対して、なぜか私は大昔から本能的な猜疑心とどこかかすかに軽蔑する気持ち(正直にあえてそういってしまおう)を抱いてきたものだった。これ、きちんとした理由付けのあることでなく、本当に感覚の問題なので、ここで職業の貴賎をどうこうするつもりもなければ、また、自分自身だって非実体経済の恩恵をどこかで享受している部分があるわけなので、えらそうなことをいえた義理でないことも十分わかっている。しかし、このたびの世界的な経済的大混乱のあおりを受け、たとえば突如、「円」が高騰するような状況。日本経済の強さを反映するものでは決してなく、あくまで投機の結果として、紙の上だけで円の価値がぐわーんと上がってしまうような状況。あるいは少し前に世界を震撼させた地球規模の食糧の高騰や石油価格の高騰。「供給が需要に追いつかない」--昨夏の日本でのサミットでの公式見解では、その説明としてこのようなことがオフィシャルに発表されたものだったが、経済ど素人の私にだって、それが本当の(本質的な)理由じゃあないでしょうが・・・ということくらい簡単にわかる。消費するためでなく、紙の上、スクリーンの上でお金を動かすために大規模な投機の動きがエスカレートしたのが、最大の原因だった、ということが。 そんな非実体経済が、大勢の人々の人生や生死をも左右してしまうという状況は、やはりどう考えたって好ましくない。 ・・・とここで話がものすごく飛躍するのだが、つまりそんなわけで、私としては、豆つぶほどの「実体経済的な営み」に着手することで、こうした状況に「異を唱える」という意思表明をもしましょう。そんな気持ちも少しある。 ま、そんなややこしい理屈はさておき、これからしばらく、本業の執筆業と共に、こちらのほうもなんとか頑張って育てていきたいと思っているので、どうぞよろしくお願いします! ご意見、ご批判その他、大歓迎です。
by michikonagasaka
| 2008-10-30 16:49
| fairy tale & サステイナブル
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