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序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2009年 02月 13日
きのう、スイスの雑誌「Schweizer illustlierte」の記事のためにということで、スタイリストのM嬢がFairy Taleに撮影用商品の借り出しにやってきた。
昔、ファッション雑誌の編集をしていた時代、スタイリストも雇わず自らせっせと「お貸し出し」のためにあちこちのファッションメーカーを訪ね歩いた日々がフラッシュバックして、ちょっと不思議な気持ちに。当時はメールもなければ携帯もない時代。事前に各社のプレス担当に電話でアポを入れ、タクシーを一日借りきりにして、10社以上を回ったものだっけ。青山方面、新宿方面、銀座方面・・・と、能率よく回れるようになるべくエリアを固め、○○さんのところはたくさん借りそうだから一時間、○○さんは、まあ30分でOKかな、とあれこれ算段しながら、ファイロファックス(当時はみんなこれだった)に予定をぎっしり書き込んだものだった・・・。 スイスの雑誌業界が実のところどのようにまわっているのやら、内部に潜入したことのない私にはもちろん知る由もないが、「お貸し出し」のシステムはどうやら似ているらしい。メーカーから提供される「お仕着せ」の「借りポジ」(今はもちろんポジじゃなくてデジタルフォトなわけだが)はつまんないしクオリティが今いちだから、と、我ら編集者は自分たちで「撮りおろす」ことを好んだものだったというようなことも含め、いろんなことを懐かしく思い出した。 近頃はプレスリリースやプレス用写真も、メーカーや主催者のサイトからいつでもダウンロードできるようになっていて、先方にアポを入れたり、取材許可や撮影許可をとったりする手間を経ることなく、それなりにページがつくれる。結果、記事になったことを当の本人は「全然知らなかった」という例が山のように出現する。それでもいまだに、日本の雑誌媒体の多くは、「取材させていただく」「掲載誌を送らせていただく」という、謙虚な低姿勢のところが多く、パパラッチやスクープが命のスキャンダル系媒体をのぞいては、取材相手にそれなりに礼を尽くすという伝統が根強く残っている。欧米のメディアの高飛車な態度とは、はっきりと異なるマスコミ文化が綿々と続いていることに、逆にこちらで取材を受ける立場になって改めて思い至っている。 ・・・と、そんなあれやこれやに思いを馳せつつ、現実問題としてはfairy taleも非力ながら、なんとかちょっとはマスコミにも露出しなくっちゃと、一応努力している今日この頃。 ※ちなみにフランスのマスコミ業界では、「撮影用商品のお貸し出し」のことをなぜか(英語で)「shopping」と呼んでいる。フランス語もおぼつかなかった初期の頃に覚えた思いで深いボキャブラリーの一つだ。
by michikonagasaka
| 2009-02-13 06:05
| fairy tale & サステイナブル
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