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序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2009年 03月 15日
![]() ![]() 雑誌、ヴァンサンカンに昨年寄稿した特集記事が、このたびヴァンサンカンの中国版に翻訳掲載されたとのことで、掲載誌がはるばるスイスまで送られてきた。 漢字文化の国の雑誌だけど、日本とは反対の左開き(というのだろうか?? つまり欧文の雑誌と同じ側が表紙になっている)という点に、これまで中国の雑誌をあまり目にする機会のなかった無知な私は、単純に驚いた。そして自分の記事が載っているページを探し出して、再びびっくり・・・というか、なんか笑えた。オリジナルの記事(日本語)では、現代におけるノブレス・オブリージュ、みたいな切り口で、スイスの富裕層が社会的貢献に取り組む様子やその歴史的背景などを中心にまとめているのだが、こちら中国版のタイトルは「高貴的必務」(英語のサブタイトルResponsibility from Heart)となっていて、うーん、なるほど、とうなる。 私のプロフィールのところには、「作家・記者・・・・」のあとに「現居住在瑞士」とあって、これも、わかりますね? 片や、中国語の副題の中、「心中的責任」という漢字の並びには思わず目が釘付け。その他、あちこちに散見する刺激的な(?)漢字熟語の羅列に、目を見張ったり、首をひねったり、ただただ笑ったり・・・。漢字文化圏の人間同士の、この非常にゆる~い相互理解の感覚。これはやはり圏外の人にはなかなかお楽しみになれないところだろうなぁと、偶然この圏内に生まれ育ったことの喜びなども思わずかみしめてみたくなるところ。自分で書いたものが、こんなふうに突如としてエキゾチックの香りにあふれる姿、そしてグラフィック的に非常にインパクトのある形に変身しているさまが、とにかくとってもおかしかった。 この中国版、記事の多く(特にファッションページ)は日本語オリジナルからの転載だが、たとえば料理のページなんかは現地で取材、撮影した中国版オリジナル。現代風のすごくお洒落なチャイニーズベースのフュージョン料理が載っていて、なかなか美しくおいしそうな仕上がり。また人物取材物も現地調達が多く、白人の夫とハーフの子供と共ににっこり微笑む若いマダムの裕福で幸福そうなライフスタイルの紹介があったり、キャリアを成し遂げた女性のインタビューがあったりと、内容はよくわからないものの、今どき中国のハイソの世界が覗き見できて興味深い。 それにしても、急激な経済成長をとげ、大金持ちがたくさん出現すると同時に、貧富の差も激しく拡大。人権や環境の分野では相変わらず世界の批判を浴び続けている新興経済大国のファッション雑誌に「高貴的必務」と題された特集記事が掲載されるようになった、というその点が、少し切なく、そして感慨深い・・・。
by michikonagasaka
| 2009-03-15 19:10
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