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序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2009年 03月 30日
![]() 日本から船便で大きな箱が二つ届いた。 大量の新聞紙をかきわけ、プラスチックのプチプチ(わかるでしょ?)を開き、そして中から出てきたものは・・・。 ![]() 福岡と大分の県境の小さな村で、とても個性的でデザイン性にもすぐれたうつわをつくっている大村剛さんの作品だ。昨夏、その田舎の工房まで、博多から車と高速バスを乗り継いで出かけたのが、なんだかはるか遠い昔のことのよう。そのあたりは気候が温暖なのだろう、果樹園がずっと続いていて、それはそれはのどか。セミの声までもが、本州とはなんだか違って聞こえ、心理的には完全、逆おのぼりさん状態。 なんでも携帯の電波も届かないとか。 トイレも水洗じゃないとか。 クーラーもない、とか。 そんな環境で志高く、好きなことに没頭して頑張っている日本の若者がいるということに、私はただただ感銘を受けた。 そしてこうした非常にスローなところから、こういう力強い作品が生まれてくるのだということにも。 Fairy Taleの買い付けやリサーチのため、日本の地方の町や村をこれまでずいぶん訪ねたが、東京的なペースや価値観から見事に独立して無関係にやってる人たちがまだまだたくさんいることをそのたびに発見し、へー、と感心し、ほー、と驚き、ふーん、と納得したりしてきた。大村君の福岡も素敵だったけど、尾形アツシさん(陶芸家)の奈良の山里も、それはそれはぐっとくるエリアだったし、赤木明登さん(漆器)の能登の村も、飛行機の窓から見下ろす深い緑からして、太平洋岸のものとは全然違う迫力だった。 日本の「地方」からスイスにダイレクトに届く荷物には、素晴らしい作品とともに、そんな地方の息吹みたいなものが詰まっていて、お皿を包んでいるくしゃくしゃになった「朝日新聞・福岡版」の記事の断片とか、スーパーのチラシなんかをひとつひとつ伸ばしながら、しばし、記事そのものに思わず読みふけってしまったりして、だからなかなか片付かないのだけど、それはまたそれで、けっこう楽しいスローな時間だ。
by michikonagasaka
| 2009-03-30 23:39
| fairy tale & サステイナブル
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