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序文にかえて
パリを皮切りに、アメリカ、ロンドン、そしてスイス等、国外が人生の半分以上になりました。多様な人々や文化や言葉に晒されるのがごく当たり前の日常。その中で色々なことを思ったり考えたりします。音楽と文学と哲学とお酒が、たぶん一番好きなことですが、昨今の国内外の状況には、いつまでもapoliticalでいられるはずもなく、ここでもときどき政治のことを書いたりします。
最新刊 「パリ妄想食堂」(角川文庫) 近著 「神話 フランス女」(小学館) 「難民と生きる」(新日本出版社) 「旅に出たナツメヤシ」)(KADOKAWA) 執筆依頼、その他、お問い合わせはmnagasakaアットマークbluewin.chまで カテゴリ
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2009年 04月 08日
息子が通うインターナショナルスクールでは、毎年、生徒会の会長と副会長を選出する選挙がある。そこまでは、まあ自分自身が通った日本の中学や高校でも同じだったので、そんなものかと見当がつく。違いが出るのはその先。候補者がどうやって運動を展開するか、である。
新学期は9月なので、選挙までにはまだしばらく間があるが、早くも候補者が名乗りをあげているらしい。それもまるでアメリカの大統領選挙さながら、会長と副会長があらかじめコンビになり、コンビとしてお選びいただく、という方式(というふうに、校則で決まっているわけではなく、あくまで生徒が勝手にそんなふうにことを進めているだけらしいが)。 さて、この選挙に息子が立候補することに決めた。ただし、副大統領、いえ、副会長、として。で、お相手の大統領、いや会長候補は、一つ上の学年の女の子Mちゃん。二人は学校の演劇部で数ヶ月、練習を共にし、先日、連日満員御礼の公演も無事、成功するという体験を共有している。いわば連続ハイ状態期間をへて、そのあとのカタルシス状態の中(半分ラリってるみたいなもん?)、「よし、選挙、出るか」みたいなノリで候補の意志表明となったようだ。 意志を固めた二人は、さっそく選挙運動を展開。Mちゃんは、なんと7人だか8人だかの多産家族のメンバーだとかで、ミドルスクールの学年のうち半分以上は弟や妹が支部活動を展開できるという幸運に恵まれている。いってみれば、ここと、ここと、ここの州はほぼ押さえたも同然、といった趣。だが油断をしてはいけない。本人たちが属する学年での優勢を勝ち取るために、彼らはさっそくFace Bookに選挙運動チームをj結成。支援者が続々と名乗りをあげ、支援者の友だちの友だちが、それぞれのFace Bookを通じ、こちらの支援グループに雪だるま式になだれ込んでくるという図式を他の候補に先駆けてつくりあげた。 さらに、マニフェストを作成し、それをやはりネット上やメールで配信。支援者からの質問や提案にも誠意をもってレスポンスする、あるいは、掲示板上でディスカッションを展開し、ポリシーをみんなでよりよいものに練り上げていくという方針をとっている。 インターナショナルスクールとはいえ、その人口の大多数は白人系欧米出身者。前回、在住したジュネーブでのインターは、さすがに国連機関を多数構える土地柄、インターの人口構成も、国連に加盟している国からは全部、来てるんじゃないかとうっとり(?)するほどのバラエティだったが、チューリッヒはなんといっても金融の町なので、結果、ごく一部のアジア人をのぞけばあとは真っ白、という状況になっているのだ。 にもかかわらず、この大統領選、いや生徒会長選に出馬するMちゃんと、うちの息子のコンビといったら、「黒人女性&ユダヤ系アジア人」という、まさにこれ以上のマイノリティチームはありえないだろうという組み合わせ。それが白人系マジョリティを相手に、ネットをフル活用して選挙運動を繰り広げるさまは、オバマ陣営にも負けずとも劣らぬ連帯とクリエイティビティの終結で、ほほー、これが21世紀の生徒会っつうもんか、と、私はまるで浦島太郎の心境。 わが息子ながら、なかなかあっぱれではある!
by michikonagasaka
| 2009-04-08 00:18
| こども
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